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絵本『コロコロ ゴツン!!』

1995年 人生で初めての絵本『コロコロ ゴツン!!』 完成

 

 

子ども時代、絵本に出会うことなく育ち、芸術短大に入るまで自ら絵を描くことはしませんでした。

勉強が苦手で進んだ芸術短大の授業は楽しく、絵を描く喜びに気づく。しかし自分の作風に悩んでいた。

 

就職はフリーター生活の後、印刷会社で事務兼デザインを担当。いくつか採用になったが仕事で描くデザインは楽しいとは感じなかった。

結婚を機に(のち離婚)退職。出産後、絵を描きたい思いが募り紙を広げるが、紙とにらめっこ。題材や作風に悩む。

子どもが生まれたことにより、絵本に出会う。絵本を手にするが、何が面白いのか、何故子どもは絵本が好きなのか分からなかった。

 

たまたま見つけた「絵本作り講座」

絵が描けるなら参加してみよう。そんな軽い気持ちで講座を受ける。 

 

そして完成

 

コロコロ ゴツン!!  左:表紙 右:裏表紙

作:むらかみひろこ

言語:日本語

サイズ:20.5×20.3cm

ページ数:36ページ

タイプ:ハードカバー

状態:全ページ原画

製本:村上浩子の手による製本

1995年 完成

 

 

絵本って自分で作れるんだ~ ビックリ!

  

家に持ち帰り、子どもに見せるとなんと大絶賛!

 

その反応にもビックリ!

 

 

絵本を作るまでにもマスコットを作ったり、洋服を作ったり、ケーキを作ったりしましたが、そんなに喜んでくれることはありませんでした。

 

ただただ普通のお母さんだったのがこの絵本を作ったことでお母さんのランクがググィーと上がったのでした。

 

 

 

 

 

絵本の展開

見開き1

 

 

見開き2

 

 

見開き3

 

 

見開き4

 

 

この後も色がぶつかり何かに変化

 

最後に“オチ”が入る

 

 

文章は子どもから大人まで幅広く読んでもらえるようにあえて漢字を使い(ルビを付ける)ページをめくる楽しみを考え作りました。

 

 

 

 

子どもが当時通っていた幼稚園から購入したいとの申し出があり、また同じ絵を描き原画製本し、お渡ししたのを思い出しました。

 

当時のコピーは画像が悪かたから

 

園からの申し出が嬉しかったんです。

 

 

 

 

 

この絵本を作ったことで絵本を知りたくなり読みあさる。毎晩、子どおたちからリクエストがあり、絵本を読みました。

 

絵本を追求していくと面白い絵本にいっぱい出会えた。

 

絵本って面白い! 

 

 

ページをめくると次の場面が見える。そこが一番の魅力。

親子(読み手と聞き手)のコミニケションツールでもあり、子どもが初めて出会う芸術作品でもあります。

 

 

この絵本を作ったことで、絵本の奥深さを知り、絵本の見え方が変わり、絵本づくりにハマり、つぎつぎと絵本を作るようになりました。

 

 

 

楽しく絵を描く人生がスタートしました。