8月からスタートした「新 えほん教室・京都」
個々の作りたい内容に合わせ進行しています。
先日はその3回目
知人のエッセイを手製本したいとの要望で
本完成に向けて指導しています。
1回目はエッセイの内容や作りたいイメージを聞き
本の完成イメージをしてもらいました。
今回はページ数がかなり多いので
いつもの合紙製本ではなく糸綴じ製本で本を作ることになりました。
2回目は中身の糸綴じ製本を体験してもらいました。


画像2枚はこちらが実践として綴じた中身になります。
なんとか糸綴じの技法を学んでもらいました。
1回目にこのエッセイをお借りしていました。
読んでみるとなかなか魅力的な文章で綴られています。
エッセイの作者は大正生まれの京都の女性
結婚して3人のお子さんが生まれ
少し時間と気持ちの余裕が生まれたことで同期会(同窓会)に参加
それをきっかけに
幼かった頃から現代に至るまでを文章に残された。
かなりの量だが文章は読みやすく
その時代の出来事などを彼女なりのお茶目な感性で綴られ親しみを感じます。
亡くなられた後この文章に出会った生徒は
本に残したくて教室に参加
頑張っています。
3回目の昨日は表紙の製本を学んでもらい本の完成イメージを作ってもらいました。
表紙製本は実際にこちらが実践しながら
細かいポイントを伝えました。
一度に多くのポイントを伝えましたので
自分でできるのかどうかの不安を感じたようでしたが
大丈夫です!!
みなさん最初はそう言われます。
こちらがきっちりサポートしますので
みなさん必ず完成しています。

製本準備

生徒の前で製本実践して完成した本

中は糸で綴じています。
分かりやすく色の糸を使いましたが生徒は白色で綴じてもらいました。